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2024/02/12 22:40


 ダイヤモンドは美しさと高価値で世界中から愛されていますが、時折、不吉な伝説が付随しています。今回はそれらのダイヤモンドについてご紹介します。

1. ホープダイヤモンド


 ホープダイヤモンドは、美しい青色を持つ45.52カラットの大粒ブルーダイヤモンドで、現在、アメリカのスミソニアン博物館に所蔵されています。19世紀にフランスの宝石商ヘンリー・フィリップ・ホープによって所有されていましたが、不運な最期を迎えることとなりました。このダイヤモンドは、いわゆる所有者たちを次々破滅させながら転々としていくという伝説を持つ「呪いのダイヤモンド」として知られています。


2. ブラック・オルロフ


 ブラック・オルロフは、黒いダイヤモンドです。19世紀初め、南インドのポンデシェリには、ヒンドゥー教神ブラフマーの彫像があり、目には195カラットの黒いダイヤモンドが埋め込まれていました。ある日、彫像からダイヤモンドが消え、呪いの伝説が始まったと言われています。1932年、ダイヤモンド商のJ.W.パリスがブラック・オルロフをアメリカで売却しましたが、マンハッタンの高層ビルから投身自殺しました。その後、ロシア王妃ナディア=オルロフが所有し、彼女の名前から「ブラック・オルロフ」と名付けられました。しかし、1947年、ロシア革命の混乱を避けるためにローマへ避難していた際に自殺しました。このダイヤモンドは、不幸をもたらす呪いと結びついているとされ、現在は呪いを解くためリカットされ、数多くの所有者の手に渡り、博物館等で一般公開されています。


3. コ・イ・ヌールダイヤモンド


 コ・イ・ヌールは、世界最古のダイヤモンドの一つで、大きさは105カラットあり、かつて世界最大級のダイヤモンドと言われました。その存在は多くの人々を惹きつけ、インドの王朝や権力者たちの手に渡りました。伝説によれば、これを男性が持つと不幸を招くため、男性は所有してはならないとされました。奪い合いにより、多くの不幸に見舞われることとなったのです。現在、コ・イ・ヌールはイギリス王室の所有となっており、ロンドン塔のエリザベス2世の王冠に輝いています。信心深いエリザベス2世の判断により、コ・イ・ヌールは女性しか身に着けない宝石となりました。