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2024/02/17 12:01



天然石はそのままでも美しいものですが、その輝きや魅力を最大限に引き出すために、カットや磨きが施されるます。以下に、代表的なカットについてご紹介します。

 

カットの種類

 

1.カボション(キャブション)カット

 カボションカットとは、天然石の表面を丸く盛り上げて磨く方法です。透明度が低い天然石や、模様や色の変化がある天然石に適しており、表面に現れる模様や宝石の量感を強調し、天然石の柔らかさや温かみを引き出します。例えば、ローズクォーツやムーンストーン、ターコイズなどは、キャブションカットで仕上げられることが多いです。また、キャッツ・アイなどの光彩効果を出すためにも使われます。

 

2.ファセットカット

 ファセットカットとは、天然石の表面に多数の平面を切り出して磨く方法です。透明な石に用いられるカッティングスタイルで、多くの 小さな平らな面(ファセット)が連なります。表面から得られる光沢と内部からの輝きを強調するために適しています。代表的なファセットカットには「ブリリアントカット」があります。例えば、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどは、ファセットカットで仕上げられることが多いです。

 

代表的なファセットカット


ブリリアントカット

 ダイヤモンドのカットの一種で、上部から入った光を最も効率よく反射させるように設計されたカットです。ブリリアントカットにはいくつかの種類がありますが、最も一般的なものはラウンドブリリアントカットです。ラウンドブリリアントカットは、58面体(下面の面取り(キューレット)をしない場合は57面体)で、上部から進入した光が全て内部で全反射して上部から放たれ、ダイヤモンドの輝きを際立たせます。


オーバルブリリアントカット

  楕円形のファセットで構成され、ダイヤモンド以外は69面で構成されることが多いです。


ペアシェイプ・ブリリアントカット

  ペア(西洋梨)のような形から名付けられ、ダイヤモンド以外は71面で構成されることが多いです。


マーキス・ブリリアントカット

 ボートのような形をしたカットで、縦横比は通常21です。

 


3.スムースカット

 スムースカットとは、天然石の表面を平らに磨く方法です。形や色が美しい天然石や、光沢がある天然石に適しており、天然石のシンプルさや洗練さを引き出します。例えば、パールやオニキス、ラピスラズリなどは、スムースカットで仕上げられることが多いです。

 


4.例外的なカット

 宝石によっては、例外的なカットが行われることもあります。透明石であっても、内部欠陥を隠して色を強調するためにカボションカットにする場合がありますし、半透明石や不透明石でも意外性を求めたり、シャープなデザインでまとめるためにファセットカットにすることもあります。

 

 

カットや磨きは、天然石の美しさを引き出すための重要な工程ですが、それだけではなく、天然石の持つ波動や振動が変わり、人の心や体にも影響を与えると考えられています。

例えば、キャボションカットは、天然石の持つパワーを内側に溜め込むことで、自分自身の癒しや成長に役立つと言われています。一方、ブリリアントカットは、天然石の持つパワーを外に放出することで、周囲の人や環境に影響を与えると言われています。

自分の好みや目的に合った天然石のカットと磨きを探してみましょう。